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極道様に、愛のキスを。

第2章 Love♡2













お昼間際。

「はい、かしこまりました。後ほど資料
をFAXで送らせていただきます。」


25歳、独身。

恋愛経験0。
工業商社の事務員に就いてはや二年…。

こうやって、どんどん時が過ぎて行くのかな。

なにはともあれ今日から一人暮らし。
帰る場所は今日から違う。

ということを考えただけでワクワクする。


「おつかれさま」



「あ、橘花。おつかれさま、早かったね
外回りから帰ってくるの。」


「今日は、午後から本社とテレビ会議あるからさ



「ふーん、がんばるね。営業マン」


彼は、橘花 蒼(たちばな そう)
わたしの同期。

男性社員のなかで唯一話せる存在。



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