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妄想の世界

第8章 癖〜O

きみに逢いたいから

きみの唇を思い出し思わず唇をとがらす

きみに逢いたいから

きみの腕を思い出し自分の腕を掴む

きみに逢いたいから

きみの姿を思い出し

恥ずかしくなっておでこに手をあてる

きみに逢いたいから

きみの香りがした気がして鼻を触る

きみに逢いたいから

きみの目立たない喉仏と綺麗な項を思い出し

自分の首を触る

きみに逢いに行くから

きみの香りで俺を惑わせて

俺の唇できみの身体中に

跡が残るほどに愛を刻み込むから

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