
キツネ様の日記帳~鬼畜変態野郎と〇〇プレイ~
第7章 鬼畜変態野郎とはじめての
でもこの人は、ほんの少し、私でも違和感に気づくくらいの感覚を残しながら、ゆっくりと、ナカに押し入ってきた。
違うと思いたいし、拒否したいけど、拘束されてる手は使えない。それに、さっきみたいに動いたら、今度こそナカに入ってしまうかもしれない。だから言葉で今の行為を否定した。
「やめて!本当にやめて!やだ!」
「入れたのはおまえだろ」
「ちがう!入ってないの!」
「分かるか?さっきから、ここで、止まるんだぜ」
「やだってば!離れてよ!」
そこがどんな場所か知らないし、知りたくもないのに、ここのトコロをナニの先っぽがツンツンと触ってくる。
「これ以上ぶち込んだら、おまえが大切にしてるモンが破れるだろうな」
「ッ!!」
言わんことが分かって息を飲んだ。これ以上ナカに押し入ってこられると、処女膜が破れてしてしまう。
「処女膜っつっても、普通に暮らしてれば破れるもんだぜ。そこまで守る必要もないだろ」
「ちがう!処女膜が大切なんじゃなくて処女であることが大切なの!未来の旦那様に捧げるための処女なの!この鬼畜野郎!最低!」
「……未来の旦那、ね。もう手遅れだな。おまえのハジメテのナカに入ってんのは俺。そうだろ?先だけでも、おまえのナカを感じるぜ」
「……う……っ……っく……」
考えたくなかったし、知りたくなかった現実が襲ってきて、またボロボロと涙を流してしまった。
まだ入り口に近い場所とはいえ、ナカに侵入された時点でハジメテではなくなったのだ。未来の旦那様のための処女が、この人に奪われた。
それを防げなかった自分自身が憎くてしょうがない!でも、それでも!それよりもくるモノがある。ーー悦びだ。
「……うぅ、……やだぁ…」
「……居もしねえ男のことは、忘れろ」
思い出させたのはあんただ!って怒りたいけど、言葉にする余裕がなくて、首を左右に振って返事をした。
