
邪恋の爪痕と片恋の彼
第7章 殻への興味
「もしかして――――…別れた?」
「は?付き合ってもいないし……まぁ、フラれた?ってことだろ?プライベート一切シャットダウンだからね」
俺は、背中の体温を感じながら久しぶりの安堵を感じる。
「なに?――――ちんこで満足させられなかったってことか?センはネコちゃんなんだから無理はダメだにゃ~」
サチは俺をバカにしたように頭を撫でながら変な言い方をする。
「――――はぁ?俺のちんこでヒーヒー言わせたっつ~の!満足もしてた!うまく行くはずだった……と、思う……あの人さえ…邪魔しなければ」
――――邪魔…
そう、野田先輩が亡くなってから…早くも三ヶ月がたっていた――――…。
