
邪恋の爪痕と片恋の彼
第10章 手料理と自覚
「立たないって…だいたい何ヵ月です?」
「…自覚して…思い返せただけで…1…2ヶ月…?かも」
「2ヶ月…かぁ…」
真壁は出来上がったパスタを皿に盛ると…テーブルに置いた。
「――――俺は…4ヶ月…勃起不全を経験してますよ?しかも、思春期ど真ん中の時期に…。
友達が、1日に何回抜くか――――なんて話してる時期に…4ヶ月…マジで笑えなかったですよ」
真壁はパスタをテーブルに置きフォークを並べる…
その姿は俺を落ち着かせ様としているのか
、静かな…それでもって柔らかい…いつもの優しい真壁だった。
「///よ…4ヶ月……」
「ええ――――はい、出来ましたよ!座って食べましょ?」
真壁は食卓に着くと…微笑みながら俺を見つめた…。
