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邪恋の爪痕と片恋の彼

第11章 思春期物語


「と、言うことで――――…これ食べ終わったら、一緒にエロビデオ見ましょう!」



「――――へ?」



やっと口に入ったパスタを咀嚼していたのか、境井さんの返事は見事に音程を外した。



「///え――――…エロ…エロビデオ!?は?」



「こんな機会がなかったら…見ないですよね?ほらほら、早く食べて!観賞会ですよ」



俺はサクサクとパスタを口に運び境井さんにも、早く食べろと促す。


「///えっ、は?真壁?」



しかし、動揺しているのがよくわかる。


顔を真っ赤にして――――…///俺と触れ会いたい…って思ってくれたら…嬉しいんだけど…


――――そこまで行かないか…?


食を促すと境井さんは戸惑いながらも一生懸命パスタを食べてくれた。





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