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チラッと、真壁を見ると――――…


今までと、全く変わらない…？姿がそこにある。


この男が…


三連休ずっと…俺の部屋にいたとは――――…誰も分からないだろう。


しかも――――…俺のヨレヨレの部屋着を…モデルなみに着こなして…。


「ん？どうしたんですか？」


「――――あっ、いや…普通だなって…思って…」


企画課に向かうエレベーターの中、俺は並び立つ真壁にため息をつく。


「普通って…境井さんもじゃないですか。あ、もしかして……俺のこと…少しは気にかけてくれてます？」


「バカか……」


二人しかいないエレベーターで…何を話しているんだか…。


「本当――――…境井さんは…いつも通り…、朝イチで野田さんのデスク確認してましたね……。俺じゃなくて…」



――――ぇ…？