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邪恋の爪痕と片恋の彼

第5章 残りカスの薫り


「緊張――――しないでくださいよ…力抜いて?」


「///無理――――///無理だ…」


約一週間、境井さんはイヤらしい気持ちにならなかったのか……久しぶりに後ろ穴を意識したらしく、隠していた目が俺を捉えて動揺する。


「///本当に一週間……こっちで遊ばなかったんだぁ…。まぁ、一人でここで遊ぶようになったら……ねぇ?」


「“ねぇ?”って何だよ!?///あっ、遊ぶわけないだろ!!遊び方もしらねぇ――――よ!」


脱力から抜け出した境井さんが、俺を睨みながら言い返す!


――――フフフ、知らないなら教えてあげるのにぃなぁ。



俺は含み笑いをしつつ、固く閉ざされた後ろ穴のシワに指の腹を押し当てた。


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