存在~ TAP
第1章
眠りから 覚めると 誰・・・? かが
聴いては いられないくらいの ピアノを 鳴らすの よ
その鈍く 重い 空気から 伝わって来る 音が
よけいに 感情【きもち】 を 不快にさせ る
!! ! ちゃんと 何か の 曲 を 弾い て
・・・私 は
ただ 強く
鍵盤を 叩かれるだけの 存在じゃな い
どこにでもある ピアノだけど
形として いま は 存在してる・・・の
だれが どう 視て も
私は ピア ノ
ゆっくりと 流れる 時間 は 意地悪・・・ね
早く 経過したなら もっと すぐ 残酷な
戯曲を 終われたん だ
急な 土砂降りに 外が ・・・なって来 た