菜摘と瑠花の日常♪
第3章 修学旅行1日目
その日の夜、
ホテルでの夕食はバイキング方式だった。
「瑠花行こー!」
菜摘はさっと瑠花の手をとってにこにこしながら勝手に歩き出す。
「わっ///
ちょっ!///
菜摘待ってぇ!!」
瑠花も急いで菜摘に追いつけるように歩き出す。
今日のメニューは中華らしく、酢豚や麻婆豆腐、春雨などが並んでいる。
「わっ!
春雨だぁ!!」
菜摘はお皿に春雨を大量に取っている。
「菜摘そんな春雨好きだっけ?」
「うぅん、
春雨ってダイエットの時によく食べるらしいし、
だからこういう時こそ春雨にしよっかな〜みたいな」
「ふ〜ん…
あっ、酢豚おいしそ♪」
「やっ、ちょ〜!!
せっかくあたしがヘルシーにしようと思ってたのに〜
そんな誘惑しないでよっ」
「菜摘も食べればいいじゃない」
「だから修学旅行中に太りたくないって言ってるじゃないっ!」
菜摘は瑠花に突っかかってぷんすか怒っている。
そんな姿さえ、瑠花には可愛いとしか見えない。