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可愛くなりたい。

第5章 ~あの頃~

教室に戻ると、
美姫の姿は無かった。

どうやら先生はもう美姫を連れていったらしい。

美姫がいない間、
私へのいじめは無かった。

でも、






ガラガラッ





教室のドアが開いた。


入ってきたのは美姫。



美姫はドアを閉めて、私を睨み付けながら私の所に来た。




「柚那、あんたさぁうちのこと加藤に言いつけたでしょ?!」

やっぱり怒ってる…

「うん…」


「あんたさあ、誰かにすがってないと生きてけないのお?」

「別にそんなんじゃ…」


ガシッ

いったっ

美姫が私の髪の毛を掴んだ

「先生にチクった罰、受けてもらわなきゃ」

いつのまにかみんな集まっていた。




あぁもう逃げ場がない…




琴音もいない…



今は放課後。

先生達はさっき中学の先生の集会みたいのに行ってしまって、学校にいるのは、


私と、2年6組のみんな













はぁ




今日はほんっっっとうに最悪

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