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可愛くなりたい。

第5章 ~あの頃~

そして5時間目

それぞれ一人ずつ、琴音に手紙を書いた。

それを一人ずつ琴音にメッセージを言って渡した。

そして私も、

「いつもありがとう」

と言って渡した。

全員渡したあと、琴音は涙目だった。

最後にみんなで校庭に出て、鬼ごっこをした。

もちろん私は狙われっぱなし。


私が鬼になったら琴音が代わってくれた。


そんな琴音がもうすぐいなくなってしまう。



琴音は優しいし面白いからすぐに友達ができるだろう。




でも残された私は?

















一人ぼっち…









そしていつの間にか鬼ごっこは終わり、明日引っ越してしまう琴音はみんなに囲まれていた。




さみしいよーとか
元気でねとか


中には、
好きだっと告白する男子も。

最後だから言っちゃえ的な?

琴音はその男子にありがとうと言って、他の女子や男子に

「ずっと友達でいようね」

と言った。


その瞬間…




みんな琴音に抱きついた。

女子はもちろん、…男子も…


そしてみんなと別れた琴音が私の所に来た。

「じゃあ行こっか」

「うん」





それで私は家に帰り、私服に着替えて琴音の家に行った。


ピーンポーン

チャイムをならすと琴音が出てきた


「あがってあがって♪」

琴音は私を部屋に連れてって、ジュースを取りに行った。

琴音の部屋は、
もうなにも無かった。




琴音が戻ってくると、琴音はおぼんを持っていて、ケーキやお菓子ジュースが沢山置かれていた。

それは、今にも倒れるんじゃないかという感じに積み上げられている。


今日は琴音の家で夕食をごちそうになる。
だから結構遊べる。

私は琴音にプレゼントを渡した。


ペアストラップと筆箱。

ペアストラップは私と琴音のがくっつくとハートになり、そこにbestfriendという文字が書いてある。


そして、手紙も渡した。


そのあと私達は一緒に夕食を食べた。

夕食はお皿などが無いため、お寿司の出前だった。


私が帰る準備をしていると琴音のお母さんが、明日琴音が引っ越す時間を教えてくれた。

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