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可愛くなりたい。

第2章 ~出会い~

ー翌日ー

私はお母さんと一緒に整形外科に行った。

そこで働いてる人は、
みんなキレイだった。

きっとみんな整形してるんだな。
と、思いながら私は先生の
とこに行った。

私は先生に、

「ホクロとそばかすを取ってください」

と叫んだ。

「しかし、ホクロをとると言うとがんになるかもしれません。」

がん??
どうしよう…

でも…でもっ!

私は変わりたい。

可愛くなりたいっ!

「お願いします。」

そう言った私をお母さんは
心配そうに見つめている。

そりゃそうだ。

娘ががんになるかもしれないから。

そんなことを思っていると、

「では、レーザー治療で良いですか?」

「はい。」

「では、すべての金額を合わせると、この金額になりますが…」

と言って先生は紙を出してくる。

そこには金額が書いてあった。

やっぱ高いなぁ。

あ、でも調べたのより安いな。

「はい。お願いします。」

「ではこちらにサインを。」

私はサインした。

「手術日は明後日で良いですか?」

明後日かぁ…明日か今日がいいな

しょうがないか…
「はい。お願いします。」

と私は言う。

お母さんはさっきから黙っている

「では、明後日にまた。」

と言って先生は席を立つ。



帰りの車の中で、
お母さんが口を開いた。
「柚那、がんにはならないでね」

そんなの私に言われても(笑)
とりあえず私は、

「大丈夫だよっ」

と言った。

確信は無いけど。

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