可愛くなりたい。
第8章 ~運命の出会い~
学校は思ったより狭かった。
職員室は階段を上がった先にあり、そんなに動き回らずに済んだ。
入って良いんだよね?
うん、入ろう。
コンコンッ
「失礼します」
入ると、中は誰もいなかった。
あれ?
なんでだれもいないんだ?
キョロキョロしてると、
「浅川さん?」
後ろから女の人の声がした。
「そうです。」
「あら、今先生達は職員会議してるのよ。私は国語の比留間美保(ヒルマミホ)よ。」
「あ、浅川柚那です。」
「とりあえず、そこで待っててね。」
そう言って近くのソファーを指差して比留間先生は行ってしまった。