テキストサイズ

死んでも愛して

第3章 サンゾン

ずるずる…べたん。

とりあえず、会社にたどりついた。
町はいろんなゾンビが徘徊していた。
俺みたいに目的を持つゾンビっていう方が珍しいのかもしれない。

会社のビルに入って階段をのぼる。
足がミチミチと音を立てる。
でも、腐って崩れそうで、なかなか崩れないんだよなぁ。
2階の廊下に出ると、ベンチに座っていたOL風のゾンビがぬらり立ち上がった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ