死んでも愛して
第4章 シゾン
痛みがないので、身体が痛んでいくことに、感傷的にはならない。
いずれ、全身白骨化し、そして、骨も風化して、粉々になるだろう。
そのときまで俺はゾンビとして、意識を保ちながらこの世をさまようのだろうか。
このゾンビ化した状態はなんだろうか。
これは死と呼べるのだろうか。
骨まで風化したとき、自我はどうなるのだろうか。
風に飛ばされ消失するのか、天国や地獄に行くのか、地縛霊のように自我のみ存在するのか、集合意識に混じってしまうのだろうか。
では、この自我はいったい何だろうか。
これこそが魂なのだろうか。
それとも、身体に残存する意識の残骸か。
これこそが一種の不老不死の状態なのではないか。
ゾンビは時間の概念が乏しく、移動時間をもて余すため、どうでもよいことに思索を巡らす。
いずれ、全身白骨化し、そして、骨も風化して、粉々になるだろう。
そのときまで俺はゾンビとして、意識を保ちながらこの世をさまようのだろうか。
このゾンビ化した状態はなんだろうか。
これは死と呼べるのだろうか。
骨まで風化したとき、自我はどうなるのだろうか。
風に飛ばされ消失するのか、天国や地獄に行くのか、地縛霊のように自我のみ存在するのか、集合意識に混じってしまうのだろうか。
では、この自我はいったい何だろうか。
これこそが魂なのだろうか。
それとも、身体に残存する意識の残骸か。
これこそが一種の不老不死の状態なのではないか。
ゾンビは時間の概念が乏しく、移動時間をもて余すため、どうでもよいことに思索を巡らす。