ブラコンですが、なにか?
第11章 Be loved by Sho①
【ちょっと前の智にぃside】
風呂から上がって部屋に戻ろうとしたら、翔の部屋のドアが開いた。
「あっ、智にぃ。風呂上り?」
パンイチでこっちに向かって歩いてくる。
「ん、そうだけど」
「次……誰か入る?」
汗で濡れた髪と気だるさを漂わせる雰囲気。
そりゃ、可愛い和也を見たら止まんないよな。
「俺が最後。お湯も残してる」
早めに雅紀と潤には風呂を済ませるように言って、俺もお湯を流さなかった。
きっと翔が和也の身体を綺麗にするために風呂に入ると思っていた。
俺の時も翔が同じようにしてくれる。
って事は、俺も相当なんだろうな……
「ありがとう、智にぃ」
「風呂掃除、任せたからな」
「りょーかい」
翔は早足に風呂場へと向かった。
去り際にチラッと翔の部屋を覗けば、乱れたベッドに身体を預けて寝ている和也が見えた。
『ゆっくり休めよ』
そう心の中で呟いて部屋に戻った。
和也を休ませる……か。
和也は学校に行く前も帰ってからも、そして休日も休むことなく家事全般をこなす。
昨日、休ませたって言っても夜だけ。
珍しく気を利かせた雅紀だけど、最終的には和也を疲れさせていた。
家ってのがダメなのか?
たまには外出……させてみるか。
って言っても和也は根っからのインドア派。
俺も人の事はいえないくらい家が大好きだから、出かけろって言っても説得力がない。
どうすればいいか考えながら部屋に戻ると、作業台に置いていたチケットが目に入った。
うん、これなら和也を外に連れ出せるかもしれない。
理由がないときっと和也は外に出ない。
俺も和也と一緒なら重い腰を上げられる。
まさに一石二鳥だな。
俺は意気揚々とベッドへダイブした。
ふふっ、来週が楽しみだな……
ワクワクする気持ちを落ち着かせるように、ゆっくりと瞼を閉じる。
今日は、いい夢が見れそうだな。
風呂から上がって部屋に戻ろうとしたら、翔の部屋のドアが開いた。
「あっ、智にぃ。風呂上り?」
パンイチでこっちに向かって歩いてくる。
「ん、そうだけど」
「次……誰か入る?」
汗で濡れた髪と気だるさを漂わせる雰囲気。
そりゃ、可愛い和也を見たら止まんないよな。
「俺が最後。お湯も残してる」
早めに雅紀と潤には風呂を済ませるように言って、俺もお湯を流さなかった。
きっと翔が和也の身体を綺麗にするために風呂に入ると思っていた。
俺の時も翔が同じようにしてくれる。
って事は、俺も相当なんだろうな……
「ありがとう、智にぃ」
「風呂掃除、任せたからな」
「りょーかい」
翔は早足に風呂場へと向かった。
去り際にチラッと翔の部屋を覗けば、乱れたベッドに身体を預けて寝ている和也が見えた。
『ゆっくり休めよ』
そう心の中で呟いて部屋に戻った。
和也を休ませる……か。
和也は学校に行く前も帰ってからも、そして休日も休むことなく家事全般をこなす。
昨日、休ませたって言っても夜だけ。
珍しく気を利かせた雅紀だけど、最終的には和也を疲れさせていた。
家ってのがダメなのか?
たまには外出……させてみるか。
って言っても和也は根っからのインドア派。
俺も人の事はいえないくらい家が大好きだから、出かけろって言っても説得力がない。
どうすればいいか考えながら部屋に戻ると、作業台に置いていたチケットが目に入った。
うん、これなら和也を外に連れ出せるかもしれない。
理由がないときっと和也は外に出ない。
俺も和也と一緒なら重い腰を上げられる。
まさに一石二鳥だな。
俺は意気揚々とベッドへダイブした。
ふふっ、来週が楽しみだな……
ワクワクする気持ちを落ち着かせるように、ゆっくりと瞼を閉じる。
今日は、いい夢が見れそうだな。