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もう一度、君に会えたら

第5章 浴室

脱衣室に彼女を残して
ドアを閉めようとした僕は、
腕にすがるように手を添えられてドキっとした。

ま、まさか!
一緒に入ろう、なんて?

「あの…、私、トイレに…」

そんなわけなかったっ。。


部屋に戻って、どうぞ?と促す。

と、また、もじもじ顔の彼女。

「あのね。あのトイレの…
音が気になるから…歌とか歌ってて?」

「音?ああ、、だからか、
もしかして、それでさっきトイレから戻ってきたの?」

先読みして僕は、
隠したいのに、自ら変な方向にいっちゃったのか。。

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