テキストサイズ

ここから始まる物語

第13章 怠惰と空虚の魂

 そのうちに、レナは身体が軽くなるのを感じました。持ち上げられたのです。
「なに・・・・・・?」
 見ると、ちょうど棺ほどの箱が用意されています。きっと、その箱の中に、レナを閉じ込めようとしているのでしょう。
 レナはとっさに、足を思い切り振って、履いている靴を片方落としました。誰かに見つけてもらえればと思ったのです。
 靴を落とすことには成功したのですが、その直後、レナは棺に入れられ、蓋をされてしまったのでした。

 ※

 レナはどこへ連れていかれるのでしょうか。
 無事に助かるのでしょうか。
 クリシーの言っていた言葉の意味とは、なんなのでしょうか。
 また視点をピスティに戻してみましょう。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ