
スノストによる友情短編
第30章 両片思い
阿部side
俺は、あるメンバーに恋をしていた。
それに気づいたのは、シンメとして踊り続けてきたことで、気づいたら心を惹かれていた。
普段、あまり人の行動とか気にしないタイプだけど、、その人だけは行動を目で追ってしまう。
今日だってそうだ。
楽屋の隅に設置されてるソファーに座りながらスマホでアニメを鑑賞してるであろう彼が気になって仕方ない。
?「、、阿部ちゃーん。」
阿部「ふふ^_^なぁに?」
こーじから話しかけられ、なんとか彼からの、目線は外せた。
こーじと打ち合わせしている間も気になって仕方ない。
向井「、、なぁ、いつ告白すんの?」
阿部「え、?」
向井「絶対、さっくんも阿部ちゃんのこと好きやって」
阿部「、、わからないよ、それは、、」
向井「そうか?さっくんみてると、そんな感じしないと思うんやけどな、、」
俺の好きなメンバーは、佐久間。
俺より背が小さいのに自分で背のことを理解してダイナミックに踊ったり、アクロバットも果敢にこなす。そんな時はカッコいいのに、バラエティとかになると切り込み隊長として笑いをとったり、笑顔をたくさん見せてくれるし、可愛いところもある。
そんな佐久間に俺は惹かれていたんだ。
そんな話をしているとスタッフに呼ばれて、撮影がスタート。
順調に撮影進んでる。そう思い始めてたのに、、
ガタンっ、!
?「、、阿部ちゃん!!危ないっ!!」
俺のちょうど後ろに設置してあるセットが倒れ始めてきた。俺は固まってしまい動けなかった。
その時に助けてくれたのは、、紛れもなく彼だった。
