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スノストによる友情短編

第67章 ぬくもり


途切れることのない列。

握手やサインをたくさんしていく中、、
俺の目線にある人が映った。

阿部「、、っ、、」

遠くから俺を見守るように見つめてる。
そして、俺が気づくと少し笑って、、

『おめでとう』って。

それを言い残し、帰っていった。

俺は、、後を追うために、

阿部「すみませんっ、ちょっと席離れます!」

「先生っ!?」

返事も聞かずに俺は、走って追いかけた。

阿部「、、ハァハァ、、大介っ!!!」

姿が見え、名前を呼ぶと振り返った。

佐久間「、、ふふ、、なにしてんの、」

阿部「何してんのって、、こっちのセリフだよ、」

佐久間「ん、?たまたま本屋に寄ったら亮平がいたから。」

そんな、偶然に寄ったらいたってことは絶対ありえない。大介は、いつも俺を見てくれてるから。

阿部「、、俺、夢叶えたよ、」

佐久間「うん、」

阿部「、、買ってくれる、?」

佐久間「、、ふふ、もう買ったよ、」

そう言ってビニール袋から取り出した。

佐久間「、、これ、、もしかして、、おれたち、?笑」

この小説のストーリーは、俺たちが過ごして来た時間をテーマに描いた。

阿部「、、そう、、大介に読んで欲しくて、、」

佐久間「ふふ、笑最初のページしか読んでないけど、面白そうだなって、、」

笑う君がなんだか、、落ち着き、、俺はそのまま抱きしめた。

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