❇️片暉の残照❇️
第12章 お茶会と緊張の挨拶
「――――あ…ぁ…///お前…本当に成人したのか?今時の貴族令嬢は…出るとこ出てるぞ?」
「どんな発育のいいご令嬢とお付き合いしてきたかは知りませんが……、相手に合わせて贈り物はしてください…。眼帯だって武人ようてしたよ?」
慌ててつけ襟を付け、上から目線のサンドラ様に釘を指す。
今後のこの人のためにならないと思ったからだ!
「贈り物は、ちゃんと相手を思って――――贈ってくださいね?数よりも…一点でもそう言うと気使いが嬉しいのですから……」
そう言うと、私はシルバーのリボンに濃い青の糸で刺繍した髪縛りをサンドラ様に渡した。
「――――これは?」
「サンドラ様の綺麗なシルバーゴールドの髪を縛るのにお使い頂けたらと思い…リボンに刺繍したのですが…」