❇️片暉の残照❇️
第12章 お茶会と緊張の挨拶
すると、強めのノックが響き「ヒャッヤ!」と、変な声が出た!
「はい――――どなたでございますか?」
慌ててキロが扉に向かうと、開いた扉からシルバーゴールドの髪をなびかせたサンドラ様が入ってきた!
「サンドラ様――――!どうかされましたか?」
「おう、元気にしていたか?聞いたぞ?晩餐会が社交界デビューなんだってな?」
ドレッサーから立ち上がる私の姿を見て、サンドラ様は「ヒュ~♪」と、口笛をならした。
「俺が贈った普段使いのドレス――――似合ってるじゃないか!…って、そんなデザインだったか?まっ、貧乳も隠れている見たいで結構じゃないか?」
サンドラ様はデリカシーがないのか!?私の胸に視線を落としニヤッと笑った!
「///こ、これは――――ニコルが作ってくれたつけ襟です!」
と、私はサンドラ様にニコルのつけ襟を取って見せた!
すると――――…大胆に開いた胸元に空洞ができ…私は慌てて胸元を押さえこむ!