
❇️片暉の残照❇️
第12章 お茶会と緊張の挨拶
落ち着いたメイドは私の顔をやっと見ることが出来たのか、私の顔を見て驚く。
「あの――――その…眼帯……あ、あ…貴女は…植物園で…植え替えをしていた方では?」
私もハッと気がつく!
「あ――――!あのとき…ハンカチを貸してくださった方ですね!こんな場所で会えるなんて!」
泥まみれの私にハンカチを貸してくださったメイドさんだと気がつくと、嬉しくなった!
「え?研究所の……え?」
彼女は私がここにいることにビックリしていたが、私は彼女とまた再開できて嬉しかった!
「晩餐会にもいらっしゃいますか?ハンカチをお返しします!本当に助かりました、ありがとうございました!――――って、ほら、早くティーセットを持っていかないと!」
「///あっ、はい――――!」
私は会話を切り上げると彼女を急かした!
