
❇️片暉の残照❇️
第12章 お茶会と緊張の挨拶
彼女が使えているのは、あの赤毛のインギル公爵令嬢だ!
また、癇癪を起こされては困ってしまう…。彼女は気性が荒い…ような気がするし…。
準備が出来たメイドの彼女は、私に頭を下げメインテーブルに近い先頭の方へ急いでカートを引いていった!
「彼女も呼ばれていたんだ…会わないようにしないと…」
気まずいし――――…
流石に、眼帯でバレるだろうが…あの時とは髪型も服装も違うし……大丈夫よね?
私は、席につくと――――…ニコルの準備してくれたお茶を目の前にホッとする。
「ニコル――――ありがとう」
「いえいえ、流石…王宮茶葉!どれも品質のいい…贅沢な茶葉です!」
「///だね!」
目の前には色とりどりのお菓子が並び――――、お茶と一緒に堪能した!
