❇️片暉の残照❇️
第15章 涙の夜
「犯人…は?」
「捕まった!賊も主犯の男も――――…」
犯人が捕まったと聞くとキロは安心した顔になり…手を握り返してくれた――――。
「///もう――――…もぅ…無茶はしてほしくない…。キロは護衛もかねてるから…こんなお願い無理かもしれないけど…
危険なことは……しないで――――…私の側から…居なくならないで…」
私はキロを抱きしめると…不安だった事を口にして…キロの存在を確かめるように泣いた。
「――――///…あっ、えっと…ニコル?」
「私は……キロが好きなの……仕事熱心なところも好きだけど…///一人で頑張らないで…私も頑張るから……私もテイス様を…キロと一緒に守るから…///もう不安にさせないで」