
❇️片暉の残照❇️
第19章 赤と青の欲望
「確実に――――…王母を継がせる気だ…」
「義理母様の欲は膨らむ一方だな…自分自信が王母となり…その娘も王母とする…か――――…そう、うまく行くか?」
メルトは呆れた顔で紅茶を飲むと、テイスのクッキーを一気に二枚口に運んだ。
「しかし――――…ネールはまだ13だぞ…サンドラ様がこれを許すか?」
――――ん~…と、そこにいた三人は考えたが…
「いや――――…無理だろ?アイツ…ロリコン趣味はないぞ?」
「――――ロリ…コン?」
テイスがロミの言葉に小首をかしげる。
「小児性愛…幼い子に興奮するヤツかって事――――って、テイスは知らなくていいの!」
「はあ…?」
テイスはサンドラからもらったドレスの事を思うと…胸の大きさから…幼女を相手にしたことはないだろうと思った。
