❇️片暉の残照❇️
第19章 赤と青の欲望
「このまま――――王色撤廃派にはおとなしくしてもらいましょう…」
「そうですね――――貴女が王母となるなら…奴等は邪魔でしかない……」
レミは紅茶を飲むと「ええ――――」と、微笑んだ。
「邪魔な――――王色貴族を“撤廃派”に始末させてきたけど…そろそろ潮時…ボロが出る前に片付けないど」
レミは大臣を手招きで呼ぶと、耳元で囁いた――――…
「貴方の子が――――王になる日がそこまで来ているわ…楽しみね」
「レミ様――――…」
二人はそのまはま…唇を重ね――――頬笑む。
その、姿をハーパーはうっとりと見つめると、無意識に肛門をキュッと絞めるのであった。