
❇️片暉の残照❇️
第22章 香油と裏切り者
王弟前妃暗殺の件――――…
ティアナの追放の件――――…
王弟への違法薬物の使用――――…
レンティス王への毒殺計画――――…
コーテルとネールの実父のとこ――――…
レミはこれらの事を大臣と計画し行っていた。
自分の欲とプライドのために――――…。
「ネールをつかって…王祖母となるしか道はないのかしら?
ネールが若いうちに子を成せば、今と変わらぬ容姿で私は美しい王祖母となれる!」
レミは床に散らばるユリの花を踏みつけると――――…大きく深呼吸をした。
「そうだ…お茶会を開きましょう…――――ロミ様とサンドラ様…それと、ネールで」
そう言うと、レミはニヤリと笑った。
ロミとサンドラの元にレミ主催のお茶会の招待状が届いたのはそれから二日後のことだった――――。
