❇️片暉の残照❇️
第24章 王位継承者
ニコウス大臣は慌てたように皆から距離を取る!
「薬――――など…私が入れる分けないではないですか!王族ですよ?入れるとしたら――――そうだ!ハジロ公爵令嬢だ!そうだ!そうに違いない――――片目をバカにされて王族に恨みを持ったに違いない!」
――――えっ!?私が?
「――――そ、そうね!そうだわ!先に毒を疑ったのは、あの片目だもの!お母様///怖いわ――――衛兵!早くその娘を捕らえて!」
コニウス大臣の言葉に便乗したネール様が私を指差して衛兵に叫ぶ!
「ちょ…なんで――――私が?」
衛兵もネール様に言われ…私を見る――――。
「ネール落ち着きなさい――――…」
すると、動揺して暴れるネール様を落ち着かせようとレミ様が席を立つ。
「ネール大丈夫よ…そうね――――怖いわ…///でもね、こちらが取り乱したらいけないわ…冷静に――――冷静に…ハジロ公爵令嬢を拘束しましょう」
レミ様は冷静に――――…私が犯人だと頬笑む。