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「――――関係…ない？本当ですか？」



「ハジロ公爵のバラを盗んだのでしょ？――――有名な話しじゃない？」


レミ様は「フンっ」と視線を反らす。



「ティアナがハジロ公爵にバラを譲った事を隠し――――バラを盗んだ罪にしたのは…レミ様ですよね？」


レンティス王を護衛するように立つポルギさんの手には一輪のバラが握られていた。


「なぜ――――わたくしが…そのような事を？」



「王母に成りえる人物を一人でも多く排除…したかったから」


ポルギさんの言葉に――――レミ様が息を飲む。


「…――――は？彼女は、男爵令嬢…ですよ？王母とは無縁でございましょ？」



そうである――――…お母さんが王母候補な訳がない！


男爵家など…王族との婚約リストでも下の方に名前が乗るか…乗らないか…である。