❇️片暉の残照❇️
第24章 王位継承者
「大いにあった――――…ティアナは私の…たった一人…愛した女性――――…恋人だったのだからな」
ガタガタと――――…その場にいた者たちがレンティス王の言葉に驚く!
「――――お母さんと…レンティス王…が…恋人?」
私はレンティス王の告白に心臓が飛び出るほど――――驚いた!
「……ちょ…ちょっと…まって――――…今…貴女…“お母さん”…って……///貴女――――ティアナ・マグナの…娘……なの?」
レミ様が私を見つめ――――お化けでも見ているかのように震え……怯える。
「――――あっ…!」
私は慌てて口を押さえる!お母さんの事は秘密だった!
「――――まさか、まさか!!!その…“王色”の髪……は…まさか!!!」
すると、レミ様は私を睨むと、捕まえようと――――見たこともない鬼の形相で手を伸ばす!
「テイス――――!下がって!」
だが、私の前にいたサンドラ様とロミ様がレミ様から私を守る!