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溺れるまでしたい

第1章 浮気心


翔先生は梨花先生の真上で腰を振っている。

そんな翔先生の心の中に今、あたしは居るの?


翔先生は梨花先生と傑が付き合ってる事知ってるの?

ねぇ、どうしてなの?

先生…


「お前、ほんと人のセックス見んの好きだな」


クスっと笑った傑の腕があたしの肩にのしかかる。

同じように見つめてた傑の舌が何故かあたしの首筋を通って。


「ちょっ、なにっ?」


ハッとして、舐められた首に手を当てた。


「だから、人のしてんのみんの好きだなって」

「じゃなくて!なんで舐めるの?」

「なんとなくね」


クスリと笑う傑に思わず眉を寄せた。


「そんな好きなんだ。アイツのこと」

「今日は予定あるって、先生が…」

「ふーん…」

「予定って梨花先生と抱き合う事?」

「そうなんじゃねーの?」


そう言いながら傑は何度もあたしの首筋と耳にキスを落としていく。


「あんたは…あんたはいつから知ってたの?」

「んー…ずっと前から」

「ず、ずっと?なのになんで平気なの?」

「だから言ったろ?俺の方が上手って。梨花とはそれで繋いでっから」

「……」

「試す?」

「な、何言ってんの?ってかなんでアンタは―ー…あっ、」


思わず声が漏れてしまった。

傑の唇があたしの首筋を滑っていく所為で、思わず声が出た。

その声に傑は意地悪く口角を上げる。


「お前みたいに人のセックスに興味ねーし。する方が好き」

「ま、待って。相手間違ってる」

「俺の相手は今、お前の男としてる」

「…っ、」

「だから俺らも…」

「なんでそうなるの?あたしは好きな人としか…」

「だから言ってんだろ。お前の好きな奴は俺の女としてるって」

「…っ、」

「それにほら。お前も人のセックス見て感じてんじゃん。濡れてる」

「ひやっ、」


突然傑の手があたしのスカートを捲りあげ、その指がパンツ越しからクリの位置を目掛けて押される。

そしてその指が何度も動いた。

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