溺れるまでしたい
第2章 好きな人
「すげっ、人の前でするとか、アユ変態だな」
クスクス笑いながら、まだ出てくるオシッコを傑は見つめる。
なのに、その見られている行為がゾクゾクして、もっと見てほしいと思った。
見られている感覚に気持ちいいと思ってしまう。
なんて変態なんだろう、あたし。
し終わった後、傑は更にあたしの両足を広げ、中に指を突っ込む。
激しく動かし、そのスピードが落ちる事なく、掻き乱した。
それと同時にあたしの喘ぎ声が止まることなく、風呂場に響き渡る。
あー、もうだめ、ほんとにダメ。
「だめっ、イクッ、イクッ、イッちゃう。あー…っ、」
そり返るように喘ぐあたし。
傑が指を引っこ抜くと、ビシャーと勢いよく潮が吹き出した。
この出る感覚が好き。
気持ちいい。
息を荒くしているあたしに傑はキスをする。
キスをしながらあたし達は風呂の中に身を委ねた。
肌と肌が触れ合うこの感触が好き。
「気持ちよかった?」
唇が離れた瞬間、傑に聞かれる。
「うん」
「俺とのセックスが好きすぎて、他の男とは出来ねーんじゃねーの?」
傑がクスリと笑った。
「そうかも」
「変態かよ、あゆは」
「だって、傑が欲しいよ」
「可愛いねぇ、アユちゃんは」
そう言ってあたしを抱きしめてキスをした。