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愛は、楽しく

第1章 愛は、楽しく

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 わたしも、勉さんを拭きながら、
 「勉さん
  ビール飲む?」
 「いや
  きょうは
  アルコールは無し」
 「えっ
  アルコールを飲んだほうが
  気持ちよくなると
  あったよ」
 「アルコールは
  一種の
  興奮剤だからね」
 「そうか」
 「からだとからだ
  気持ちと気持ち
  それを触れあわせて
  悦びを得る
  そのほうが
  ずっと
  セックスを
  楽しめるよ」
 「そうなんだ」
 勉さんは、それから、ほんとに優しく丁寧に、わたしに、セックスの悦びを教えてくれました。
 チュッと、唇を触れるだけのキスから、お互いの舌を入れて、その舌を触れあわせていくキスまで、ゆっくりとくりかえしてくれました。
 キスって、こんなに気持ちいいものなのですね。
 わたしは、いままで、キスは、挨拶程度のものと思っていました。
 いまから、セックスするよ、との挨拶みたいにです。
 でも、勉さんがしてくれるキスは、抱きつきたくなるような、気持ちよさがあるんです。
 そして、勉さんは、キスしているあいだ、おっぱいを優しく撫でてくれました。
 わたしは、おっぱいは、揉まれるものと思っていました。
 でも、勉さんは、わたしのおっぱいを、優しく優しく、撫でてくれるのです。

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