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ヌードモデル詩織の個人撮影

第4章 屈伏した裸


私はシャワーを浴びる。

彼がまた覗いているのかもしれないが、どうでもいい。

私は、一本の指であっけなく堕ちた自信過剰女。

自分自身の液体のせいで、ブリッジという屈伏の形で果てた、みじめな女、それが私。

私のお尻を濡らすという悪魔の思いつきは、どこまで予測と計算ができていたのか確かめたいが、怖くて訊けそうにもない。

シャワーを止め、体を拭き、新しいショーツだけを着けて、バスローブを羽織った。

部屋に戻ると、彼はなぜかトランクス一枚になっていた。

例のカーテンは開いていて、私の裸を飽きずに眺めていたことが知れた。

このまま終了とするか、ヌードを撮ってもらった感謝のセックスとするかは、派遣されたモデルの選択事項だ。


リクエストは、復習のようなブリッジの模範演技。しかも、ショーツ姿で。

断るのも気が引けた。こうなったら最後までつきあうわ。

全裸よりも恥ずかしいだろうと思っていたが、完璧にポーズを決めようと思うと、そんな意識もなくなった。

確かに、パンツ穿いてると安心感はあるわね。

そういえば、全裸でもヘアが入らないようなアングルで撮ると最初に宣言してたけど、初志貫徹したのかしら?

怪しいな。

もう、どうでもいいけど。

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