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ヌードモデル詩織の個人撮影

第1章 ネットの中の裸

あらためて、大きなベッドとバスルームに驚いた。
あ、大画面のモニターとカラオケまであるんだな。

セックスだけの空間じゃないというわけか。

とにかく私は服を脱がなければならない。

ガウンをはらり、で一瞬のうちにすべすべの肌を晒すのがヌードモデルのはずなのに、

HPによれば、モデルが服や下着を脱ぐところも、シャワーを浴びるところも「楽しめる」という。

「エッチ」のひとことに尽きる。

……そして、全裸でのポーズフリーの時間が始まる。

デッサンモデルとしてのポーズフリーではないのだ。

たとえば正面きってのM字開脚は美術モデルとは無縁だ。
全く芸術的ではないから、どんなポーズブックにも載っていない。

四つんばいは後背位そのものだが、ここが美術モデルの限界だろう。

今日は限界を越える。

少し緊張して、彼の指示を待つ。

ここで自分で脱げと言われるか、
あるいは、彼の手が背中のファスナーにかかるか。

ところが意外にも、バスルームでの脱衣を彼は許可した。

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