酔い醒めた後
第76章 前日
今日も仕事で遅くなるから先に寝てたのに
ベッドへ入る俺の振動で起きてしまった
s「ごめん…起こしちゃった…」
o「…ん…だいじょうぶ…
おけぇりしょーくん」
s「ただいま智くん…
やっぱり遅くなる日は俺…
他の場所で寝よっか?」
o「やだっ!
しょーくん一緒じゃ無いと俺寝れない!」
s「ん…わかったから…
そんなに抱きつかれたら寝れないよ」
まだ中途半端に座った状態の腰に
俺が逃げないようにと
ぎゅうぎゅうとしがみつくから苦しい
よしよしと頭を撫でたらやっと少し緩めた腕
もぞもぞと布団の中に入り込んで
智くんを抱きしめたら安心したように笑う
少しでも眠って欲しくて
s「お休み智くん」
チュッと唇にキスをしたら
照れくさそうに目を瞑ってくれた