テキストサイズ

子犬、拾いました!

第1章 拾った

バタバタバタ!

「わあ!良い匂い! 和食!?」

「こら!廊下走らないで。 ここ7階なんだから」

「ごめん…家、1階だからつい…」


陽太くん、しょんぼり…


「落ち込まないでよ(笑) 早く食べよ! 電車乗れなくなるよ」


自分で言って、すごく寂しくなった。 ご飯が終わったら帰っちゃうんだよね…。


「いただきます!」


私の気持ちを知らずに、陽太くんは勢い良く食べ始めた。


「うまい! 瑠菜さん料理すごく上手」

「べつに、普通だよ? お母さんの方がもっと上手だったし」

「良いなぁ。瑠菜さんのご飯、毎日食べたいよ~」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ