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子犬、拾いました!

第4章 お互いの誕生日

「ただいま~」

「おかえりなさい! ねぇ、楽しかった?」

満面の笑顔で尻尾をパタパタ振る陽太くんに癒される。

「楽しかったよ。久しぶりに沢山話をしたよ。 お腹空いたでしょ?すぐご飯作るね」


やっといつもの陽太くんに戻ってくれて、ご飯を食べながら会話を楽しんだ。




やがて、陽太くんの(私のでもあるが)誕生日が巡ってきた。

陽太くんはバイトを休んだらしく、一緒に12時を迎えられた。

「陽太くん、お誕生おめでとう」

「瑠菜さん、お誕生おめでとう」

私達は12時を迎えた瞬間、声を揃えて言った。


悩みに悩んで買った香水を陽太くんに渡す。

「はい、プレゼント。家に来てくれて本当にありがとうね」

「ありがとう。開けて良い?」

綺麗にラッピングされた箱を丁寧に開けていく。

「わぁ、香水だ!俺、つけたことないんだ。ありがとう」

即効服につけて、「良い匂い」と喜んでくれた。 良かった。


「俺もね、瑠菜さんにプレゼントあるよ。どうぞ」

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