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子犬、拾いました!

第5章 対峙

リビングでの二人。



「…あんたさ、本当に姉貴のこと守れんの? 姉貴より年下なんだろ?」

「た、確かに僕は瑠菜さんより年下ですが、瑠菜さんのことは必ず守ります!これだけは約束できます!」

「俺、正直あんたのこと、気に入らないんだよね。なんか頼りなさそうで。 俺は姉貴のこと大事だから、傷つけたら許さねーからな!」

「僕は本当に瑠菜さんが好きです」

「…ま、決めるのは姉貴だし。 …姉貴のこと大事にしろよな」



「お待たせ、紅茶で良かったかな?」

「あー、ありがと」

「ありがとう」


「ねえ、何の話してたの?」

「こいつ、変な奴だなって」

「ちょっと! 陽太のこと、こいつとか言わないでよ!  ごめんね、陽太。口悪くて…」

「大丈夫だよ」


悪口言われてるのにニコニコして、変なの…。





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