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子犬、拾いました!

第8章 旅行2日目

「瑠菜、カキフライ食べた? 美味しいよ」

「あー… 私、牡蠣苦手なんだよね。陽太食べて良いよ?」

「えー、そんなこと言わずに一口だけ。 ほら、あーん」


口元まで持って来られ、仕方なく口を開けた。


「……!! 美味しい…」


陽太の顔がパアッと、明るくなった。


「でしょでしょ! 新鮮な牡蠣は旨いんだよ!」

「本当だね。今度、鍋するときは牡蠣入れようか」

「やったー」



「あー… お腹いっぱい」

「最高だったね」


食事を終えた陽太はすでに眠そうだった。

「はしゃぎ疲れたかな? もう寝る?」

「ん…」


布団に入り、寝る準備を整える。

「おやすみ、陽太」

「おやすみ、手繋いで?」

「(笑) はいよ」


ついでに、おやすみのキスもして、手を繋いで眠りについた。

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