無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

｢う…　うーん…｣

｢瑠菜ー、朝ですよ～｣


頬をペチペチと叩く感覚がある。


｢あ…　陽太？｣

｢おはよう、瑠菜｣

｢今何時？｣

｢6時30分！｣


子供か！！　早過ぎるわ！！


｢まあ、良いや。起きるね｣

｢お風呂入る？｣

｢朝シャン？　良いね｣


ということで、私達は露天風呂に向かった。


｢陽太、寝癖すごいから、早く頭洗いな｣

｢え？　言う程でもなくない？｣


あるわ！！


寝癖を指摘され、不満そうにシャンプーをし出した。


｢陽太の髪ってフワフワだね。　羨ましい｣

｢えー？　結構コンプレックスなんだよ？　将来ハゲそうだし｣

｢(笑)　ハゲても私は陽太が好きだよ｣


なんて会話を交わしながら、大笑いした。お風呂場だから笑い声が反響して、朝から大迷惑だよね…(笑)


｢お腹空いた～　瑠菜は？｣

｢私も、ほらすぐに朝ごはんだよ｣