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子犬、拾いました!

第9章 嫉妬

「ごめんね、灰原さんは私のバイト先の先輩。普段からお世話になってるの。タクシーを逃したから送ってもらったの」

「うん。それだけなんだよね?」

「やましいことは何もないよ。 お酒も入ってたから、断れなかったんだ。陽太の気持ち考えてなくて本当ごめん」

「ううん、俺も興奮してごめん。瑠菜を取られるかもって思ったんだ。最近瑠菜の帰りが遅いでしょ?だから今日はお出迎えしようって決めたんだ」

「そうだったんだね…。ありがとう。私の好きな人は陽太だけだよ」

「こんな俺でもまだ好きでいてくれる?」

「当たり前でしょ! こんな私を好きだって言ってくれるんだから」


私達は向かい合って笑った。


ココアを飲み終わって、陽太の手を握って言った。


「ねぇ、陽太、Hしよ?」

「良いの?」


クスッと笑って、ベッドに寝そべり、手招きをした。

緊張した面持ちで、陽太がベッドに乗ってきた。


「本当に大丈夫?」

「してほしいの」

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