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子犬、拾いました!

第10章 陽太の異変!?

朝…


「あ、陽太、おはよう。朝ご飯できたよ」

「ごめん、俺、もう出なくちゃいけないんだ。 ほんとごめん。行ってきます」

「あ… いってらっしゃい」

「行ってきます。 瑠菜、好きだよ」


久しぶりの行ってきますのキス。


「今日はなるべく早く帰るからね」


久々に陽太が笑ってる…。 私、やっぱりこの笑顔をずっと見ていたい。




「ただいま~ あ~、疲れた」

「お帰りなさい。お疲れさま」


いつもはしないけど、陽太の荷物を玄関で受け取る。


「まだ寝てなかったの?」

「うん… お出迎えだけしたくて。 ご飯、テーブルにあるからね」

「ありがとう! もう腹ペコだよ(笑)」


「陽太、ご飯食べたらもう寝る?」

「うーん… シャワーも浴びるかな? 汗かいたしね」

「そっか…」


じゃあ、0時をまわるな。 起きてはいられなさそう。


「瑠菜は先に寝なよ?」

「わかった。おやすみ…」

「ん… おやすみ」


チンした肉じゃがを頬張りながら、ヒラヒラと手を振っている。

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