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オレの創造者

第6章 奇跡

 彼を家に招きながら、私は室内に目を光らせる。
 そういえば、お掃除したのはいつだっけ?
 脱いだ靴下なんて放置してないわよね?

 こんなところにと、落ちていたスマホを取る。

 「あっ!」

 "更新しました"って一瞬表示が見えたけど、ビクッとして思わず電源オフにしちゃった。

 だってそれは、私が綴っていたページ、『ちょっと大人のケータイブログ』なんだもの。
 エッチに動くアドバナーが、上下に待機してるのだもの。

 彼には気づかれてないよね?

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