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【レナ】
魔法使い(後述)。黒い髪の持ち主で、白い衣を守った乙女。名前の由来は「願い」。華奢な体つきながら、勝気な性格。ピスティが事故で崖から転落した際、魔法の力で助ける。以後、ピスティとは出会いと別れを通して、最終的には結婚する。しかし魔法使いという異端の者として、人々からは敬遠され、物語の最後から５年の猶予の間に、「平和的な魔法の使い方」を探し出さないと消滅させられる運命にある。

【クリシー】
僧侶。人間の持つ理性に、常に祈りを捧げている。次代の王を決める「継承の儀(後述)」では審判役も務める。レナが魔法使いであることをいち早く見抜き、消滅させるために、計略を持ってレナを誘拐する。

【コーリー】
クリシーの娘。優れた用紙の持ち主でピスティを陥落しようとするも失敗。以来、遺恨を持つ。しかしそのおかげで、敵国の軍を錯乱し、足止め工作に成功する。

【アビナモス】
エカタバガン帝国(後述)に属する将軍の１人。丘の茂みの中で兵士の訓練をしていたところ、ピスティに山賊と勘違いされて攻撃を受ける。将軍という身分についてはいるが、臆病で戦闘力はさほど高くない。そのため、国の上層部からは軽んじられており、友人や家族にも恵まれていない。唯一「将軍」という身分だけが心の縁(よすが)となっており、それを守るために必死。