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ヌードモデルがヨガを習うとこうなる…2…

第1章 レオタードでレッスン


ある日、私はサナエさんの部屋にいた。

サナエさんというのは同年代の同業者(つまりヌードモデル)で、ヨガのインストラクターでもあった。

私は黒いレオタード姿だから、バレエのレッスンのように見えるが、
私が指導を受けているのは性戯の四十八手ヨガだった。

江戸時代の四十八手と融合した、このセクシャルなヨガは、サナエさんのオリジナルではない。
健康法として書籍まで出版されているほどの正統なものらしい。

健康法としてのセックス。
わからないでも……ない?

ともかく今日の四十八手は、「立ち鼎(たちがなえ)」……直立した姿勢から右膝を右手でつかんで横に股関節を開いていく。左手は腰にあてバランスを保つ。

バレリーナは手の補助もなく脚を高く上げるのだから、もっとハードなんだろうと思いながら、一応のポーズが決まると、サナエさんのチェックを受けた。

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