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「じゃあ、今度一緒にフェスとか行こうよ！」夜道を2人で歩いている時、航大さんはそう言った。

あれから、分かりやすく酔っ払った佳奈を賢一さんが送ると言って解散したのだ。
私は送ってもらわなくてもいいと言ったのだけれど、気を使ってくれたのか送ってくれることになったのだ。

「いいですね。楽しそう」私はそう言った。
フェスってどんなものなのか、正直正確には分からないけれど多分ライブみたいな感じなのだろう。

夜道を歩きながら、私は航大さんの色んな話を聞いた。
大学では経済を専攻していること、高校時代にバンドを組んでいたこと。

本当に色んなことを聞いたが、あまりにも共通点がなくって私はただ相槌をついては笑って見せた。