
宅配のお兄さんにどんどん逃げ場を無くされるはなし
第5章 逃亡
私は、その後直ぐにゴム手袋とゴミ袋を持って1階に降りる。
そうして宅配ボックスを開けると、その瞬間に雪崩の如く薔薇が落ちてきた。私はそれを手袋をつけたままゴミ袋に入れていく。
綺麗な薔薇もある中で、捨ててしまうのは薔薇に忍びないと思ったけれど仕方がないと思った。
差出人不明の薔薇を部屋に飾るなんて気持ち悪すぎる。
私は警察に通報しようと思ったけれど、大家さんの「他の住民に"配慮"してね」という言葉が引っかかって出来ないでいた。
大家さんの話し方的に、敷地内で揉め事を起こすなというニュアンスを含んでいた。
警察に捜査を依頼すれば、大事になってしまいこの家を追い出されてしまう可能性もある。
それだけはどうしても避けたい。
そうして宅配ボックスを開けると、その瞬間に雪崩の如く薔薇が落ちてきた。私はそれを手袋をつけたままゴミ袋に入れていく。
綺麗な薔薇もある中で、捨ててしまうのは薔薇に忍びないと思ったけれど仕方がないと思った。
差出人不明の薔薇を部屋に飾るなんて気持ち悪すぎる。
私は警察に通報しようと思ったけれど、大家さんの「他の住民に"配慮"してね」という言葉が引っかかって出来ないでいた。
大家さんの話し方的に、敷地内で揉め事を起こすなというニュアンスを含んでいた。
警察に捜査を依頼すれば、大事になってしまいこの家を追い出されてしまう可能性もある。
それだけはどうしても避けたい。
